甲冑武具刀剣文書類
  調査鑑定案内

一枚張星兜
(関保之助愛品−藤末〜鎌倉初)

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◆日本甲冑史学研究会  鎧の鑑定
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甲冑鑑定審査武具鎧兜 、、、

◆刀剣伝承の考証鑑定 刀剣の鑑定
●主任審査員・井伊達夫のプロフィール

日本甲冑史学研究会

戦国〜江戸大名武家文書
      兵学剣槍術関係資料

甲 冑 武 具 審 査 概 要

一、審査の目的
日本古来の伝統的武家文化遺産である甲冑武具類を再発見の上評価保存し、調査・研究の資料とする為に行います。 (近年は甲冑を専門に鑑する人の中にも新古の別を誤るむきもあるようですので、正確 な鑑定の為の啓発も目指します)。

二、審査主任
本会の審査は、これ迄甲冑武具とそれに係る歴史について多数の著書や論考を世に問うた実績をもつ当会々長 井伊達夫(井伊美術館々長、彦根藩甲冑史料研究所々長、<以下主宰団体>彦陽甲冑研究会・ 與板藩井伊家史料保存会)が主任として総括し、永年にわたる調査研究の鑑識 経験をもとに公正かつ独自の判断においてこれを行います。

三、審査業務の補助
審査資料の展納、写真撮影、記録等の審査補助業務は必要において当会職員が行います。

四、審査場所及実施様態
原則的に出張調査は行いません。井伊美術館内において毎時恒常的に行い、速やかなる認定書・指定書の発行を目指します。審査依頼人は現品を持参する か送附して下さい。



五、審査の等級及費用
   詳しくはご連絡下さい。

(相馬家軍列秘巻 部分)

審査は随時受付が原則ですが、場合によっては御受けできないこともあります。詳しくは当会までお問い合わせ下さい。

◆過去の主な発見資料

文書類 論文発表関係論考等
 織田信長黒印状(家康宛)
 豊臣秀吉 自筆詠草
 豊臣秀吉 朱印状
 紺紙金泥法華経 長浜神照寺伝来(足利尊氏寄進)
 相馬家
 馬揃図軍列秘巻
 羽柴藤吉郎秀吉「一字書出」
 川勝秀氏宛
川勝家伝来
 井伊直弼絶筆
彦根藩家老三浦家伝来
 井伊直弼自筆艶書 村山たか宛
 吉田松陰辞世の書
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◆過去の主な発見資料

鎧、甲冑武具類  論文発表関係論考等
 16世紀スペイン製冑  織田信長所用・総見院旧蔵  
 雉子形変り兜  松平秀康・忠直・直政所用 刀剣春秋新聞社刊  
『甲冑武具研究』107・108号 平成7年2月
 包韋本伊予札腹巻
 (鯰尾兜付)
 蜂須賀正勝所用  平成17年10月〜19年8月 
『甲冑武具研究』151・153・154・158号
 唐冠  太閤秀吉所用  
 萌黄威金本伊予札二枚胴  前田利家所用・津田遠江拝領  
 紅糸威本小札胴具足  明智光秀所用・木俣家守勝拝領  t刀剣春秋新聞社刊
  新採史探甲1
 紅糸威二枚胴具足  前田慶次郎所用・泉鏡花旧蔵  
 紺糸威五枚胴具足  伊達政宗所用・増田将監拝領  
 紺糸威五枚胴具足
  (明珍宗道作)
 伊達忠宗所用・仙台伊達家旧蔵  
 緋威鉄五枚胴具足
  (長曽祢利光作)
 松平忠直大坂陣所用  
 紺糸威胴丸具足  伝・直江兼続所用・加賀藩家老本多家旧蔵  
 縹糸威最上胴丸(皆具)  松平春嶽所用  
 紺糸威最上胴丸(皆具)  松平容保所用  
 加藤明友(水口藩祖)所用
 刀剣春秋新聞社刊  
(昭和)採史探甲10
 鉄五枚胴具足
 柳生宗冬所用
 
 金本小札緋縅二枚胴具足  徳川頼宣所用   
 黒韋威大鎧
 京極高中所用  
 縹糸威胴丸
 (復原・明珍宗恭作)
 南朝北山自天王所用(重要文化財復原)  
 白紫段威本小札胴丸-皆具-  鳥居忠宝所用  
 紫糸威本小札二枚胴具足  鳥居忠政所用  
 総覆輪筋兜付鉄五枚胴具足  伊達斉宗所用  
 総覆輪筋兜付五枚胴具足  伊達斉義所用  
 鉄桃形兜付二枚胴具足  伊達宗城所用  
 英国中世甲冑  十六世紀中葉、旧本山彦一コレクション  刀剣春秋新聞社刊  
新採史探甲
38
 楠正成自筆軍旗  
 黒漆塗桐紋蒔絵鉄五枚胴具足  宇喜多秀家所用  

◆過去の主な発見資料

刀剣類 論文発表関係論考等
 刀 名物虎御前(とらごぜ)  竹中重治愛刀  『刀剣美術』平成9年5・6月
 太刀 名物無布施経真長  享保名物帳所収・松平忠輝佩刀・
 前田家伝来
 
 刀 太閤元重  秀吉遺物・井伊直政拝領  
 大太刀  真柄十郎左衛門直隆・姉川之役所用  
 長太刀 無銘  加藤清正興福寺寄進、清正朝鮮役使用  

*その他の著作目録はこちら

◆刀剣考証論考等

・名物刀剣における伝承の発掘と考察 典厩割国宗(てんきゅうわりくにむね)の場合
(第一回本間薫山刀剣学術奨励基金による研究論文入賞作)     『研究紀要』 平成5年11月

・国行銘太刀における朱書「仁和寺別当」の考察     『刀剣美術』平成6年12月

・木村長門守重成討死の節の佩刀について         『刀剣美術』平成7年10月

・竹中重治と伝説の名物刀 虎御前の研究        『刀剣美術』平成9年5・6月

・名物丈木攷(じょうぎこう)
(第二回本間薫山刀剣学術奨励基金による研究論文入賞作)    『研究紀要』平成10年10月

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◆戦国〜江戸大名武家文書
     兵学剣槍術関係資料
 文書の鑑定
主任審査員・井伊達夫の著作目録一覧

刀剣伝承の考証鑑定

(竹中半兵衛愛刀虎御前に彼の生涯を偲ぶ(とらごぜー京都恩賜博物館旧蔵・某家蔵)−平成8年−


 
六、審査・認指定の等級及該当評価基準

 (一) 貴重認定    甲冑武具の参考資料として貴重すべきもの
 (二) 特別貴重認定 甲冑武具として優れて鑑賞に値すべきもの
 (三) 重要指定    甲冑武具・歴史遺品として重要たるもの、あるいは旧重要美術品に準ずべきもの 
 (四) 特別重要指定 我国の文化遺産として宝器とみなすべきもの。旧重要美術品を超え重要文化財又は
               国宝に準ずべきもの。 

七、審査特例
○新作部品又は修理、新補が甲冑武具の一部あるいは全体に属する場合であっても、定式を外さず、時代観が合致し、全体の雰囲気を壊さない範囲においてはこれを一概に排除しません。尚上記が桃山時代以前に属する場合は、古作新装として古作同然に看做す場合もあります。
○新作甲冑武具類は本格的復原作以外は審査の対象外とします。
○一作にあらざるいわゆる合わせ物であっても、時代が一致するか、全体の雰囲気に合致する場合は一概にこれを排除しません(江戸初期以前の古作は大名家伝来の品でも家地等区々で上下不完である場合が少くなく、この点の救済措置が必要であるとの事由によります)。
○火中焼残品も審査の対象とします。

                

井伊直弼の絶筆を調査鑑定しメディアに紹介。
(平成20年9月18日共同通信より)

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